2010年度 事業報告 – ぴあさぽ!なう http://piasapo.com 緊急雇用創出基金事業(重点分野雇用創出事業) 大阪府社会人ピアワークサポート事業 Sat, 08 Apr 2017 01:48:14 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=4.8.17 2010年9月17日(金)ピアワークミーティング報告 http://piasapo.com/jigyo_report/100917-2.html http://piasapo.com/jigyo_report/100917-2.html#respond Fri, 01 Oct 2010 07:18:15 +0000 http://piasapo.com/?p=637  

9月17日金曜日PM6:30から北新地事務所にて第5回ピアワークミーティングを開催しました。

毎回、新たな参加者の方もいて、ミーティングがサポーター同士の出会いやつながりの場にもなっています。また、テーマに沿った話し合いは、私たちにとって「働きやすい環境」を作るためにどうすればよいのかをより具体的に身近な視点で進められています。

さて、今回は「職場でのカミングアウトについて」をテーマにKJ法を用い8名のサポーターの方々と意見交流しました。

(※KJ法:文化人類学者、川喜多二郎がデータをまとめるために考案した手法。データをカードに記述しカードをグループごとにまとめて図解し論文等にまとめていく)

始めに自己紹介では「職場でのカミングアウト」を経験したことのある方に体験談を語って頂きました。

その中には、カミングアウトしたことで理解が得られ仕事がしやすくなった場合や、また、その反対にいじめの対象になり、退職することになってしまった場合など「カミングアウト」することでメリットとデメリット両方の作用があることがわかりました。

その後のKJ法では、「カミングアウト」したときのメリット・デメリット、しない時のメリット・デメリットをサポーターそれぞれが書き出しそれをもとにみんなで話し合いをしました。

以下、みなさんからのご意見を交えながら報告していきたいと思います。



1、カミングアウトした時のメリット

・周囲が対応や配慮がしやすい

・仲間が増える

・励ましてくれた

・仕事を減らしてくれた

・働きやすくなる

・ジョブコーチが手伝ってくれるかもしれないカモ

・仕事がやりやすくなるかも

・配慮を受けることができるかも

・苦手なことをフォローしてもらえるかも

・隠すことへのうしろめたさを感じなくなる、気分的に解放

・気が楽になる

・自分自身の自覚、できること、できないことがわかる



2、カミングアウトした時のデメリット

・仕事を減らされた

・できることもできないとみなされる

・雇用先が減る

・偏見の目にさらされる

・不当な解雇

・給料が下げられた

・扱いづらい印象を与える

・過剰な配慮

・甘えているといわれる

・言い訳にとられる

・理解者ばかりではないリスク

・チームワーク仕事の原因

等々、カミングアウトした時のメリット・デメリットについて、どちらもほぼ同じ割合で意見が出されました。ここでは、カミングアウトすることは、どちらに出るかわからない不安定さを表しているように

思います。苦手なこと、得意なこと、向き、不向きなどその人がもつ特性は誰にでもあるはず。

自分のできること、できないことを周囲に知ってもらい、また、周囲のできること、できないことを知りカバーし合う、そんな働く環境が増えることで誰にとっても、また、企業にとっても大きなメリットになるのではないでしょうか。



3、カミングアウトしない時のメリット

・少なくとも現状維持

・特に困っていない状況の時は言わなくても支障がない

・努力すればしんどすぎても普通の人

・普通の人として一応扱われるので火も煙も立たない

・一時的な仕事の失敗ならばその点については責められるが普通の人として扱われるので必要以上に責められない



4、カミングアウトしない時のデメリット

・ついていけなくなる

・ストレスがたまる

・プレッシャーがつきまとう

・すごく頑張らないといけない

・みんなにあわせなければならないしんどさがある

・うしろめたさを感じる、自分が苦しくなる

・自分から退職してしまう状況に追い込んでしまう

・自分の特性を言わないから空振りが増える

・給料減らされる

・周りの人からいじめられる

・ミスを責められる

・なまけていると言われる

・仕事が出来なくてクビになる

等々、カミングアウトしない時のメリット・デメリットに対する意見は、メリットよりもデメリットの方が多く出ていました。

この結果から、カミングアウトしない時のメリットを感じている人は少なく、やはり、理解を求めずに仕事を継続していくことの難しさを表しているように思います。

「職場におけるカミングアウト」を、した時、しない時のメリット・デメリット両面から見てきましたが、した方がいいか、しない方がいいかはどちらとも言えません。が、しかし、働きやすい環境を作るためには、やはり、わかってもらう努力は必要なのではないかと思います。

「カミングアウト」を、ただ、診断名を伝えるだけでなく、わかってもらうための方法として、自己を理解し、具体的なサポート内容を伝えることが「カミングアウト」の一つの手法なのではないでしょうか。そして、企業側にも、それを理解しようとする姿勢を求めることも重要だと思います。それには、一人の力では難しいことも多々あると思います。そんな時、私たちサポーターがお互いにお互いのコーディネーター役として支援し合える、そんな関係の基盤づくりも必要なのではないかと思います。



 5、就労に関する全体のお話

・発達障害に対する理解度は低いのが現状

・うつに対しては理解が広がっている

・理解ある企業を探すことと自己理解を平行してやっていかなければならない

・制度、知識を知ったうえでカミングアウトする

・カミングアウトマニュアルあるとよい

・目にみえにくい障害、理解されにくい

・会社側もどう対応してよいのかわからないのでは

・私たちがすること、してもらうべきこと

・誰がいつ解雇されるかわからない時代、社会的問題である

・今の状態を考えながら自分たちのうまくするやり方があるはず!



【参加者アンケートより】

・活発な意見の交流があり、皆の考えもまとまりながら会議をしっかりできたと思う。

 参加をしっかりとして重ね解決と実践を深めたい。

・初めての参加で皆さんの気持ちを聞くことができてよかったです。

 どんなところで困っているのか、少しわかったような気がします。

・八方ふさがりかもな…と思いながら解決策もあるのかな?と考えさせられました。

・職場でカミングアウトするリスクって大きいなぁと感じています。そのなかで、自分を知ることの大切さ、何ができて、どう会社に貢献できるかを伝えられないといけないなと思いました。

今、それが僕の悩みであり、どう克服するかですね。

企業の周知は、それ以上に必要で、ピアワークサポーターの仕事として頑張らなきゃなと思いました。

 今回のミーティングも中身の濃い内容になったのではないかと思います。

「職場でのカミングアウト」については「カミングアウト」そのものの内容や方法を自分流に考えたものを作ってみるのもいいのではないかと思いました。

できないことだけを伝えるのではなく、その時の対応法やできることをセットにして、周囲のサポートを受けやすいような形で、なおかつ、自分を売り込むようなそんな自分流のマニュアルがあるといいのではないかと思いました。

このテーマに関しては第二弾の開催を考えています。体験談やご意見などコメント欄、または、フォーラムにどしどしお寄せ下さい。お待ちしています!

 次回は、10月1日(金)PM6:30~北新地事務所にて、「福祉・介護職で働くには!?」(職種別ミーティング:第1弾)をテーマに開催します。

福祉職・介護職が働く現場は、会社と比べて何か違いがあるのか?あるとすれば、どう違うのか?また、福祉職・介護職は私たちにとって働きやすい職種なのか?などいろいろな角度から現場経験のあるサポーターの方にもご参加いただき話し合いたいと思います。

ご参加お待ちしております!!

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http://piasapo.com/jigyo_report/100917-2.html/feed 0
2010年9月3日(金)ピアワークミーティング報告 http://piasapo.com/jigyo_report/100903_report.html http://piasapo.com/jigyo_report/100903_report.html#respond Mon, 13 Sep 2010 09:28:27 +0000 http://piasapo.com/?p=559 9月3日金曜日、午後6:30から北新地事務所にて、第4回目のピアワークミーティングを行いました。

今回のテーマは「“ハッタツ的”に考えるブラックな職場や業種」、衝撃的なテーマ!?に参加者がいつもより少なめでしたが、内容は予想外の展開となり充実したミーティングとなりました。

以下、ミーティング内容をみなさんのご意見を紹介しながらお伝えしていきます!!

 

1、「“ハッタツ的”に考えるブラックな職場や業種」とは?

~一般的には問題ないかもしれないが、私たちには困る職場環境~

・暗黙の了解が当たり前(普通分かるだろう、と思われることでも言ってもらえないとわからない)

・朝のラジオ体操の参加。(表面的には任意と言いながらも実は強制だった!)

・朝礼での3分間スピーチ強制(内容が悪いとダメ出し…そのうちどんな内容でもダメ出し、やり直し)

・全体主義的、トップダウン、体育会系、軍隊のような会社

・社長が来る30分前に社長への挨拶練習、社長が来たら直立不動

・トップダウンがものすごくきついため職場内の雰囲気が異常な緊張感

・スピード第一、効率重視、余裕のない会社

・抽象的、曖昧な指示が多い。わけの分からない決まりが多い。

・チェック体制の整っていない会社(個人個人で業務を担い確認システムのない体制は厳しい)

・パワーハラスメント、いじめが横行している会社。

・何でも適当に出来る人でないと企業は雇ってくれない、一点だけずば抜けて出来てもダメ。

・今の時代、「仕事のあり方」「企業のあり方」がおかしいように思う。

・世の中が規格的、ベルトコンベアーにのせられたようで生きにくい、世の中がブラック!!

など、「“ハッタツ的”に考えるブラックな職場や業種」に数々のご意見を頂きました。特に、「トップダウンがきつい」「世の中が規格的、ベルトコンベアーに乗せられたよう」などの意見からは、世の中全体のありようを映し出しているようで、誰もが少なからず息苦しさを感じているのではないかと思いました。

この後の自己紹介でも、これまでの仕事の中で一番ブラック企業と思った所と理由をあげていただきました。少しご紹介します。

・IT関連の会社→上から下までブラック、構造的問題がある(ITゼネコン、IT土方)

・研究開発補助→雇用条件が全く違っていた

・福祉関連→労働時間が決まっていない、暗黙の了解が多い、施設側の都合ばかり優先

・情報処理会社→トップダウンが強烈、社長の気分次第

・アミューズメント関係の仕事→指示の連携がバラバラ、コミュニケーションが図れない

など、ご参加いただいたみなさんの実体験に基づくお話を伺うことができました。

 

また、営利企業が福祉事業を立ち上げると良いイメージなのに、NPOなど非営利組織が営利事業を始めると悪いイメージになるという意見がありました。確かに!と思う反面、それはなぜ?と考えてみると、そこには、福祉の歴史や企業の戦略、日本の文化や国民性等々いろいろな側面が絡み合っているように思いました。みなさんはどう思われますか? 福祉的=犠牲的

 

2、どうすれば私たちが働きやすい環境になるのか?

《環境》

・机のまわりにパーテーションがあるなど、余計な刺激がない、耳栓OK、個室あればなおよし。

・フレックスタイム制やワークシェアリングで働き方を調整できる。

・体調に合わせて仕事ができる。

・仕事のチェック体制が整っている。ミスを防げるシステムになっている。

・安心して仕事ができる環境(怖い人が周りにいないなど)。

・休みや休憩をとりやすい。

《人的資源》

・あたりまえのことでも丁寧に説明してもらえる。だれにでも分かりやすいルール。

・苦手なこと、できないことを強制されない。

・仕事がたてこんでいるとき優先順位を整理してくれる。

・スケジュール整理、調整を手伝ってくれる。

・できないことがあっても責められず、別のやり方を工夫してもらえる。

・適材適所を考慮して仕事を与えてもらえる。

など、特性を理解し環境や人的資源を整えてくれる、そんな企業があれば誰にとっても働きやすい職場になるのではないかと思われます。

が…そんな企業ある??

3、働きやすい会社はどこにある?

第3次産業で働くことは私たちにとってしんどいこと多いのでは?というような話の流れから―

・第1次産業は、相性のあう職域なのではないか?農業・漁業など。

・農業は自分で考えなければならない、いろんなことをやらなければならない、天候のリスクもある。

・苦手とするマネージメントを担ってくれる人が必要。

・パン屋や自家製無農薬野菜を活用したレストランをやっているところも実際にある。

・食生活が乱れがちになりやすいので収穫物を使ったお弁当宅配などもいいのでは。

・農業を役割分担することで企業体になるのでは?(無農薬作物を作る―販売(IT、調理、営業)―収益)

・NPOではなく企業体制にする。

・実態、研究、調査、何をするにも下調べが必要。

・サヴァン農家!?

・自分たちは成功体験がないが、やり始めたら一生懸命できる。

・本人ができていないと思っていても案外できていることもある。

等々、ダークなイメージのテーマからは予想外の明るい方向に話が果てしなく広がりました。

結論:働きやすい企業がないなら自分たちで作ろう!!

NPOで農業

②社会起業家になってみんなで社会的企業を作る

④ギークハウスを作る

⑤ワークシェアリングを徹底

⑥プチサヴァン人材派遣業

※プチサヴァンとは、特別普通の人より優れているわけではないが、発揮できる能力を持っている人。

 

など、いろいろな職域が提案されました。中でも、農業については少し詳しく意見交流されました。実際、実現するために何をどうすればよいのか?今後も折にふれ話し合っていけたらと思います。また、この内容に関してはじっくり考えていけたらと思っていますので、ご意見などございましたらコメント欄にお寄せ下さい。

 

4、障害者枠雇用での就労は理解してもらえるのか?

・上から目線で見られる。いきなり「障害者扱い」。

・特性を個人情報保護の観点からか周りに説明してもらえず、結局理解してもらえない。

・仕事をさせてもらえない、法定雇用率を満たすためだけに採用されている。(お座り人形状態)

・能力が高い人ほど噛み合わない。コミュニケーションが苦手と言うだけで単純作業をさせられる。

・障害者枠だと職種が限られていてキャリアが生かせない。

・トライアル雇用で能力が発揮できるとは思えない。

など、意見を総合的に見ると、障害者枠雇用での就労も私たちに沿った働きやすさをカバーしたものとは言えないのではないかと思います。

【参加者アンケートより】 (参加者6名)

・大変、おもしろいミーティングでした。

 特に、企業で働くことの大変さ、それぞれの体験談、今後のお手伝いに役に立ちます。

 そして、今日の話が本になったらおもしろいなと思いました。

・始めはどのようなミーティングになるのかちょっと心配だったが非常に建設的な意見も出たりして有意義だった。

・障害者雇用はブラックであるという結論は想像もつかない展開、現実を知ることができました。援助者と言われる人たちは皆勘違いしていますね。

等々、ご感想をいただきました。また、今後のミーティングに希望されるテーマとして「今回の内容を踏まえて発展的な内容を期待したい」や「特性を活かした仕事にはどんなものがある?」など、今回のミーティングをさらに発展させたものをという意見がありました。今後、検討していきたいと思います。

このように、ピアワークサポーターミーティングでは、いろいろな角度から「ワーク」を捉えテーマを設定し、サポーター同士が同じ立場で考えあい話し合っています。サポーター未登録の方につきましては、見学1回OKとなっておりますので、ぜひ、一度、北新地事務所へ足を運んで頂き現場の雰囲気を感じて頂けたらと思います。

次回のミーティングは、9月17日(金)18:30~21:00 北新地事務所にて、「職場でのカミングアウト」をテーマに開催します。

私たちにとって働きやすい環境を整えるために、カミングアウトすることはメリットかデメリットか、また、自分をわかってもらうためにどうカミングアウトすればよいか?など、様々な視点からこのテーマを考えていきたいと思います。独自のネタやご意見などございましたらコメント欄にご記入いただけると嬉しいです!よろしくお願い致します。

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http://piasapo.com/jigyo_report/100903_report.html/feed 0
2010年8月28日(土)ピアワークサポーターズセミナー報告 http://piasapo.com/jigyo_report/100828_report.html http://piasapo.com/jigyo_report/100828_report.html#respond Tue, 07 Sep 2010 11:49:50 +0000 http://piasapo.com/?p=520 8月28日(土)、芦屋市民センターの和室にて第2回目のピアワークサポーターズセミナーを行いました。



今回のセミナーは、整理・収納アドバイザーの森下真紀氏、当事業代表の広野ゆい氏をお迎えし、「お片付けセミナー・ダイジェスト版」としてお送りしました。「片付け」をモノと心の関係として捉え理論と実践を兼ね備えた内容となっています。

 理論編 

コラージュでは、モノと心の関係を画用紙と雑誌の切り抜きを使用し表現するといったワークが紹介されました。



好きな切り抜きを選べないなど、感じることが難しい状態にあるときは判断がつかず、そういう状態の時に片付けはしない方がいいなどのお話がありました。

 また、片付けスケジュールでは、3年後の「自分」をイメージするワークとしてスライドを見ながらこれからの自分、これまでの自分、今の自分の状態を知る、見通しをつけて生きていくなど「自分」を見つめるということにポイントを置いたお話でした。



人生の課題(simplify your life)では、モノのバラバラさの上にいろんな問題が隠されているという、モノと問題と自分の関係がスライド上でわかりやすく紹介されました。自分をあてはめて考えてみるのにはわかりやすい材料だと思います。

 

実践編 

 ポイントは「減らす、分ける、納める」

1、前回の紹介から(三角形、五角形の箱を使用した収納)



2、実践:カバンを整理する。

  参加者の中から三名の方にお手伝いいただき、カバンの中のものを、必要なもの、不必要なもの、迷うものシートに分別し整理していただきました。



  それぞれにタイプが異なり、とても盛り上がったワークとなりました。終わった後はカバンが軽くなったとお話しされていました。

3、before、afterの紹介

  お二人の方にお家の片付け例を発表していただきました。



  スケジュールを立てて、頭と心の準備をされたうえで取り組まれたようです。

片付けを始める時のスケジュール立ては、自分の頭の中を整理するためにも必要なものだと思います。

そして、無理をしない!!片付ける場所を視覚的に限定しそこに重点をおいてやる!など、具体的な方法が提示されていたと思います。

一度、みなさんも試してみてはいかがでしょうか?

お手伝い下さったみなさんご協力ありがとうございました!!

4、ぴあさぽ事務所の工夫

事務所では、時間・スケジュール管理のツールとして、カレンダーにイベントを色分けして記入するといったことや物の置き場所をラベリングして管理するようにしています。



そんな工夫が活き事務所内はいつもきれいに保たれています!!

理論編まとめ

・自分で自分の片付けられる範囲を知る

・「片付け」をする上で大事なことはやりすぎない!できるとこまでにする。

・頭と心と体の感覚バランスが片寄る特性があるということを知る

・今の自分を見つめる、どうありたいのか?

・目的をもって綺麗にする

・視覚的に限定して片付ける

・気になる点と片付けるとよい場所の関係

 人間関係―玄関、入り口

 頭の中の整理―リビング

 食生活―キッチン

 経済的問題―床に物を置かない

 ダイエット―タンス、クローゼット

 心の安定―寝室

【アンケートより感想】 (参加者16名)

・コラージュが片付けにつながっていることにびっくりしました

・片付け=デザインになるほどと思った

・見通しを持つことの大切さを感じた

・片付けについてだけではなく心の状態についてもわかった

・わかりやすくまとまっていた

・実際にかばんを開けてみて意外と短時間で要・不要を決められたのでびっくりした

・コラージュに大変興味をもった

・モノの上には様々な問題がのっていることが発見できた

一口に「片付け」といっても、そこには頭と心の動きが大きく影響すること、また、その上にはモノと問題と自分の関係が隠されていることなど「片付け」を通して見えてくるものをじっくり考える機会になりました。ご参加いただいたみなさんには、中身の濃いセミナーでご満足いただけたのではないかと思っています。

映像と音声の方もアップされています。ご参加いただけなかった方にとっても学びの機会になればと思います。また、今回掲載している写真は、ピアワークサポーターのあわじんさんに撮影をお願いいたしました。あわじんさん、ご協力ありがとうございました!!



さて、次回のセミナーは、9月24日(金)「好きなことを仕事するには!!」と題し講師にスウィッチグラフィ代表の荒木邦人さんをお招きして開催します。皆様のご参加お待ち致しております!!

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http://piasapo.com/jigyo_report/100828_report.html/feed 0
2010年8月20日(金)ピアワークミーティング報告 http://piasapo.com/jigyo_report/100820_report.html http://piasapo.com/jigyo_report/100820_report.html#respond Thu, 02 Sep 2010 06:47:37 +0000 http://piasapo.com/?p=474 第3回目のピアワークミーティングは、サポーター11名の方々と「ホウレンソウはできるのか!?」をテーマに意見交流しました。



ミーティング開始前に、ファシリテーター役のにゃんまげさんが、生ホウレン草!?で会場を沸かせ、和やかな雰囲気の中、意見交流が始まりました。

「ホウレンソウとは?」「ホウレンソウ失敗例、成功例」「どうしてできなかったのか?」「どのように工夫すればよいのか?」の四つの小題を切り口にトークを展開しています。

以下、それぞれの小題で出た意見の中からいくつか挙げさせて頂き、まとめたものを掲載しています。 

今後、サポーターの皆様にはこのミーティングレポートを発信していきたいと考えています。参加された方にとっては、再度、振り返り見直す材料に、その他の方にとってはミーティングでの様子を少しでも感じて頂くことができたらと思っています。また、読んでいただくことでミーティング出席のきっかけになればとも思います。

 よろしくお願いします!

 

1.「ホウレンソウとは?(ホウレンソウの認識)」

・報告=過去または現在のことを伝える

・連絡=未来のことを伝える

・相談=双方向的に働くもの

・報告、連絡は客観的な事実を客観的に伝える

・相談は報告・連絡をふまえた上で結論を出すときに互いに意見を出し合い話し合うもの

等の意見がありました。

一口に「ホウレンソウ」といってもそれぞれに性質があり、仕事を円滑に進めていくために必要なものであるというのが、ほとんどの方の認識でした。

また、ホウレンソウをしやすい環境を整えることも大事という意見もあり、上司、先輩、同僚と良好な関係を築くことも「ホウレンソウ」を行う上で大切なポイントになるのではないかと思われます。

 

2.「ホウレンソウ失敗例、成功例」

・報告事項を要約して伝えることができなかった

・そもそもの指示が理解できていなかった

・ホウレンソウのタイミングがわからない

・失敗することが多すぎてこれ以上聞けないと思いわかったふりをしてしまう

・報告・連絡事項が次々起こり先に起こった事項を忘れてしまう

・内容の重要度を自分で勝手に判断してしまいあとで困ってしまう

・興味のあることとないことに対する記憶や反応が極端に違う 

等々、失敗例に多数のご意見をいただきました。

3.「どうしてホウレンソウができなかったのか?」

・5W1Hを上手に使いこなせていない

・嫌なことを後回しにしてしまう

・情報に対して優先順位がつけられないから

・ホウレンソウするタイミングがつかめない

・どのように伝えたら良いかわからない

・自分が今やっている仕事の流れ、全体像がわからない、最初の段階での認識が甘い

・相手の意図をくみ取れなかった(相手の言っていることを理解できていない)

「どうしてできなかった」については、各自の失敗談をもとに多くの発言が出ました。

こちらに掲載できなかった発言の多くにも、発達障害をもつ人の特性が表れているように思います。

特に、「情報に対しての優先順位をつけにくい」、「相手の言っていることを理解できていない」などは、発達障害をもつ人の大きな問題だと思われます。

今後、ホウレンソウについて考えるときに、発達障害の特性や二次障害の症状などで出来ないことなのか、日ごろから意識をしていれば出来ることなのか、もう一度自分自身を振り返ってみられるのも良いのではないでしょうか。

4.「どのように工夫すればホウレンソウが出来るか?」

◆自分なりの工夫

・ToDoリストを作る(ToDoリストをホウレンソウするためのツールにする)

・断片的であっても少しずつでも、とりあえず上司に伝えることを意識する。

◆上司へのアプローチ

・ホウレンソウが難しいことをあらかじめ上司に伝えておく

・上司に、どの時点で報告したらいいかを最初に確認しておく

・中間報告が難しいので、上司のほうから様子を伺いに来てもらうように頼む

上記の、「どうしてホウレンソウができなかったのか」を踏まえて、いろいろな工夫がでました。

ToDoリストを作り完了したら消していく、他の人の協力を得るなど発達障害を持つ人の特性をカバーする工夫は数多く知っておくと良いと思います。

「特性だから」とあきらめてしまうのではなくて、工夫や練習をすることで乗りこえられることも少なくないのではないでしょうか。

また、人間関係という視点では、上司との関係や、上司以外の人間関係もホウレンソウに大きく影響することがわかりました。

ホウレンソウを含め、日ごろの人間関係をより良く築くためには、あらかじめ自分の特性を伝えておく必要があるかもしれません。

自分の特性の伝え方については、このミーティングで詳しく触れられませんでしたが、同じ悩みをもつ仲間同士で今後も情報交換していけたらと思います。

「参加者の感想より」

・ホウレンソウのスキルは職場だけでなく親子関係や他の人間関係でも有効だと思う。

・失敗談など、共感できるものがたくさんあった。

・自分だけじゃないのだと実感できたことが良かった。

・皆の話を聞いていると、自分がホウレンソウできていない理由もわかってきた気がする。

・ホウレンソウは「コミュニケーション力」「判断力」「思考力」「注意力」「情報処理力」などをひっくるめた「知力」に加えて「自分の興味関心」、そして「心の余裕」が必要。

発達障害をもつ人はそこがアンバランスなのだと実感した。

アンバランスな部分を自分で意識していくことが大切。

 以上で第3回ピアワークミーティングの報告を終わります。

次回は、「ハッタツ的に見た!!ブラック企業!!」をテーマに開催されます。

過激なテーマに熱きトークが展開される気配が、、、、!?お楽しみに!

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http://piasapo.com/jigyo_report/100820_report.html/feed 0
2010年8月6日(金)ピアワークミーティング報告 http://piasapo.com/jigyo_report/100806_report.html http://piasapo.com/jigyo_report/100806_report.html#respond Thu, 02 Sep 2010 05:43:08 +0000 http://piasapo.com/?p=470 第2回目となる、8月6日のピアワークミーティングは、「職場の人間関係①やな上司対策」をテーマにサポーター9人の方々と意見交流しました。



 それぞれに上司とのやりとりでは、困ったことや、それはひどい!!というようなエピソードをいろいろお話ししていただきました。また、上司とどのようにうまく付き合っていけばいいのか?についても具体的な意見交換ができたのではと思います。 

以下、ミーティング内容を小題に沿ってご紹介していきます!!

1.「上司とはどんなもの」 

・仕事の指示を出す人

・人を管理する、管理職

・仕事の進行状況を報告する人

・先輩よりえらい人

・質問しにくい人

・にらみを利かせている

などの意見をいただきました。一口に「上司」といってもそれぞれにいろいろなイメージがあり、こうやって改めて考えてみるのもいい機会だと思いました。

みなさんも一度「上司とは?」をイメージしてみてはいかがですか?

2.「上司のこんなところが嫌だ、苦手なところ」 

・みんなの前で怒鳴る、ギャラリーがいればいるほど上司が盛り上がる

・よくわからない作業をさせられる

・やることを狭められる

・いつもニコニコしているが突然爆発する

・ものの言い方を知らない

・指示がコロコロ変わる、意味がわからない

・上司に手を持たれて無理やり作業をやらされる

・行動を監視される

・責任を押しつける

・通りすがりにブラの紐を引っ張る

・部下の個人情報を勝手にしゃべる

等々、数多くの意見をいただきました。中には、ひどすぎる!!と思う意見もあり、そこには、私たちの問題だけではなく、上司側の問題も大きく影響しているのではないかと思います。

 

3.「いい上司とは?」 

・信頼できる上司

・フォロー、リカバリーが上手

・いつもありがとうと言ってくれる

・人としてメンバーとして認めてくれる

・個人的な感情ではなく、正当な評価をしてくれる人

・指示など相手に応じた対応をしてくれる人

・自分の体調を気遣ってくれる人

等々、出して頂いた意見は、誰にとっても心地いい関係を築くために必要なものなのではないかと思いました。

中には、セクハラとパワハラをしない上司がいい上司だと思っていたという意見もあり、集まったサポーターからは「エーッ!!」という驚きの声があがっていました。

誰にとっても働きやすい環境を作るためには、私たちの努力だけではなく、上司の努力や企業側の努力も必要なのではないでしょうか? 

 

4.「どうすれば上司とうまく付き合えるか?」 

・相手がなんでそんな言い方をするのか、状況や自分を客観視する別の自分

・様子を観察する

・実際に見たもの聞いたものしか信じない

・自分の中で好き、嫌いを作らない、嫌いになるとその感情がでてしまう。また、好きがマイナスになる場合もある

・同期との横のつながりを作り、情報を共有しフォローしあう

・ビジネスライクに徹する

・必要以上に近寄らない

・距離の取り方

・できること、できないこと(できないことと解決策はセット)を自分で知り自分で伝える

・失敗しても落ち込まず、前向きにとらえる

・一緒にご飯を食べる(人は食の場面ではリラックスする、コミュニケーションを図るにはよい機会)

・どうしても食事に行くなどが苦手な場合、そのままの気持ちを伝える(仲良くなりたいという気持ちをもっている)

などの意見をたくさんいただきました。ぜひ、意見を参考に実践で試してみて下さい。

【参加者感想】 

・今日の話はとても参考になった

・やはり人間関係を築くことが大切だと思った

・いい意味での自己開示、いい部分での自己開示が必要だと思った

・参加したことで溜まっていたものが楽になった、ガス抜きになった

・これまでやな上司にあたったという印象がない、好かれようとしていたかも

・うちの会社はブラックなんだと気付いた

・人間関係、コミュニケーションの図り方など、今後も働いていく上で参考になった

 今回は、「職場の人間関係①やな上司対策」をテーマにたくさんのご意見をいただきました。

みなさんから寄せられたご意見は、ホームページを通じて発信していきたいと思っています。

ご参加いただいた方々にとっては振り返る材料に、遠方の方々や出席できなかったサポーターのみなさんにとっては参考にしていただき、フォーラムなどでご意見いただければ嬉しいです。よろしくお願いします!!

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