
8月10日に出版されたばかりの本です。
なので、まだ読んでないのですが

著者のこうもりさん、これからもよろしくお願いします!

以下、著者ご本人による解説です。
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こうもりです。自著の紹介なのは気が引けますが、ちょっとだけ本の紹介をしておきます。かなり荒削りではありますが、フリーの立場で活動することになったわたしの今後の方向性を打ち出した本にはなっています。
自己満足かもしれませんが、市販本の中では一番団体や人間関係のしがらみに縛られず、わたしが考えてきたことを表現できた本にはなったと思います。
高森 明(こうもり あきら)
『漂流する発達障害の若者たち 開かれたセーフティーネット社会を』
(ぶどう社 2010年8月10日出版予定)
http://www.budousha.co.jp/booklist/book/hyouryu.htmタイトルにあるように内容は発達障害を題材にしたルポタージュなのですが、発達障害に限らず、社会保障にも障害者福祉にもつながることがなく、家族,学校,労働市場から締め出されがちな障害者全体の置かれた状況を紹介するようなつもりで、執筆をしていきました。特に注目したのは、医学的な意味での困難ではなく、生活条件です。
なお、副題にセーフティーネットという言葉が含まれていますが、これは市販するに当たってできるだけ読者に分かりやすい言葉にしたいということで、この言葉を使うことになりました。本当は、「生活保障」とか「人間の安全保障」とか、「恐怖と欠乏からの自由」という言葉を使いたかったのですが。。。
そして、これはわたしが発達障害者として執筆する最後の市販本。今後は、鳥の仲間にも獣の仲間にもなれなかったコウモリのように、故郷にいても異郷にいてもどこにいても違和感を感じる異邦人のように、完全なアウトサイダーとして行動していこうと考えています。
まあ、自助グループの方には、時々出没しますので、その折はよろしくです。