9月16日(金)18:30~北新地事務所にて、今年度2回目の
ピアリーダー養成講座(中級)が開催されました。
ゲストの方を含め9名の参加となりました。
今回は第1部として、大阪府雇用対策課総括主査の山本恭一氏を迎えて、
ニート、発達障がいを取り巻く現状やその対策について話し合いました。
第2部は、当法人代表の広野ゆいが、「ピアサポートにおける個別支援」
についての講義を行いました。
第1部は、以下の内容等について話し合いました。
1.「当事者間の親和性=当事者間だからこそ分かり合える部分」が
非常に重要である。社会人のピアワークサポーターが生活するあらゆる所にいれば、
ニート、発達障がいの人が働き易く生活し易い社会になる。
2.ピアサポーターが、各々の職業のプロという立場で、今困っている人に
アプローチでき、それが無限に広がるような仕組み作り=制度化が必要である。
3.人脈による紹介・就職が出来るよう、ピアサポーター300人が出口となり、
本人を見た中での結び付け、マッチングが理想。
ということを中心に、社会、行政、個人を含めた、多岐に亘るハイレベル且つ
時に笑いに包まれる、ウイットに富んだ議論が展開されました。
第2部は
1.ピアサポートの有効性と注意点
2.ニーズ優先思考によるサポート
についての講義でした。
1.は、ピアだからこそ築ける信頼関係や、逆に仲間感覚故に距離が取りにくい等の点について。
2.は、本人の自己実現ニーズを抽出して、人生を再構築する上での最重要事項は
「自己決定」であること。その自己決定を可能にする為のお手伝いをするのが、
ピアサポーターの役割であるという点について。
具体的には、本人の決めた事柄を即座に否定せずに寄り添うこと。本人のニードと支援者の
提示をうまくミックスし、真ニード(真に求めているもの)を明らかにすること。その為には、
やはり最初にどこまで信頼関係が結べるかが鍵となること。等が講義されました。
第1部・第2部合計2時間半に及ぶ講座でしたが、休憩中も議論は途切れることが無く、
皆さんの真剣さが伝わってくる、とてもいい時間となりました。
ピアとは何か、ピアリーダーとして目指す地点はどこか、を共有出来た貴重な時間でした。
参加者の皆さん、ありがとうございました。
9月16日(金)第2回ピアリーダー養成講座(中級)報告
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