10月21日(金)18:30~北新地事務所にて、今年度3回目のピアリーダー養成講座(中級)が開催されました。6名の方の参加となりました。
今回は、
〈1〉「社会的スキル尺度」についてのワーク
〈2〉「社会的スキル訓練(SST)と発達障がい」についての考察
〈3〉「感情曲線」についてのワーク
〈4〉まとめ
を行いました。
〈1〉「社会的スキル尺度」についてのワーク
・「社会的スキル」とは対人関係を保っていく為に有用な行動のことで、
その為にはアサーションが重要である、という話になりました。
・アサーションとは、自分の思っていることを相手に上手に伝える方法のことです。
・アサーションが出来る為には、①自分が今どんな状況にいるか、②どんな気持ちなのか、
③「どうしたいか、どうしたらいいか」、を感じる力が必要。
・自分の気持ち自体を感じることをストップさせてしまっている人は、アサーションが出来ない。
その人の本当の気持ち、欲望を掘り起こす必要がある。
引きこもっている人は、本当の気持ちを無くしてしまっていることが多い。
という意見が出ました。
〈2〉「社会的スキル訓練(SST)と発達障がい」についての考察
・ピアリーダーが、当事者の「理解されにくい部分」を伝えられれば、よいモデルになる。
・その為には、「メタ認知」=「自分を客観的に見る力」が必要である。
等の考察が共有されました。
〈3〉「私の感情曲線」についてのワーク
・生まれてから今までの自分の感情の浮き沈みを、グラフにするワーク。
・このワークは発達理論を元に作られましたが、発達障がいの場合、
発達の理論+「元々の発達特性」を考慮する必要がある。
・ニート支援では、①同一性(自分が何者か)の確立が難しい「青年期(思春期)」が重要。②20代後半~30代半ばに気付いて、やり直せるといい。③支援者は「どこの段階で止まっているか」を考えて、そこまで戻ってあげる必要がある。といった意見交換がなされました。
〈4〉まとめ
☆ワークをやる時に大事なこと
・「自分はどうなのかな」と自分に意識が集中する、その感覚がとても重要。
☆アサーションが出来るためには
・とても緊迫した場面でも自分に意識を向けられるかどうか、
今の心の状態を意識出来るかどうかが重要である。
・ピアリーダーになる人は「リラックスした状態で自分を意識する」事を
日々練習する必要がある。
・「自分の状態を正確に把握出来ること」がとても大事である。
今回は〈1〉のワークが点数の出る形式だったこともあり、大いに盛り上がりました。
自分の傾向を振り返り、ピアリーダーとしての理解を深めることが出来た講座でした。
参加者の皆さん有難う御座いました。
10月21日(金)第3回ピアリーダー養成講座(中級)報告
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