2011年10月28日(金) エルおおさか3Fにて、第4回ピアワークサポーターズセミナーが開催されました。
今回の参加者は16人。初参加の方も多く、当初予定していた講師の事情により急きょ当法人代表の広野ゆいが代役で講師を勤める事となりました。
2011年10月28日(金) エルおおさか3Fにて、第4回ピアワークサポーターズセミナーが開催されました。
今回の参加者は16人。初参加の方も多く、当初予定していた講師の事情により急きょ当法人代表の広野ゆいが代役で講師を勤める事となりました。
前半では【自分の「強み」の見つけ方】の講義を行いました。
1.1. 「強み」と「能力」の違いとは
「強み」とは自然と出来てしまう事、「能力」は努力によって出来るようになった事。一般的には「強み」より「能力」を高く評価する傾向があります。しかし、ゼロから能力を得ようとするよりも、元々持っている力を伸ばす方が少ない努力で総合的に大きな結果が得られるのではないでしょうか。
1.2. 「強み」の形成と「素の自分」
「強み」は生まれつきの特性ですが、周囲によって特性を抑えられ、成長と共に失われていく事もあります。強みを見つけるためには失った「素の自分」を見つめ直し、伸ばせる資質を選び出すことで「強み」を発掘できるのではと思われます。
1.3. 仕事に活かせる「強み」の見つけ方
仕事のためだけに強み探しをすると、視野が狭くなってしまいます。また、実社会では努力=評価とは限らないので、努力の方向やエネルギーを向ける所を選ぶ必要があります。大事なのは自分の能力を発揮できる環境を自分で選ぶ事です。
「強み」を探すために無理をするよりも、「素の自分」でいられる環境を見つけることが大事です。組織やチームを作る際には、できない所の指摘ばかりよりもできる所を伸ばすことを心がけることで、誰にとっても働きやすい環境=実力を発揮できる環境となります。そしてこれが個人の「強み」を発掘し、仕事に活かすという事になるのです。
後半では、自分の「強み」を生かせる環境を作るために必要なよりよい人間を築くための、【セルフ・アサーション・トレーニング】について話をしました。
アサーション・トレーニングでは、「自分を上手に表現する」・「人とより良い関係を築く」ためのコミュニケーションスキルを学び、自分の思考・感情・行動・健康についての結果を自分自身で受け止め、責任を持てるようになることを目標としています。
自分を上手に表現するアサーティブ行動につながる考え方を合理的な思考(ラショナルビリーフ)、人間関係を難しくする非アサーティブ行動につながる考え方を不合理な思考(イラショナルビリーフ)と呼びます。イラショナルビリーフリストを使って思考や認知の歪みに気付き、考え方を変えていく事で、自分もOK、相手もOKというアサーティブな人間関係を作ることが出来ます。
また、自分の行動を客観的に分析することで、いつアサーティブ行動を取るか自分で選べるようになります。
ストレスの多い現代ではアサーティブ行動を取れる人間の方が少なくなっています。自分を変えることで良い人間関係を築けるのだと知れば、自分を受け入れてくれる人も増え、一つ目のテーマにあった「強みを活かせる環境」も作りやすくなるのではないでしょうか。
今回のセミナーは、イレギュラーな事態となりましたが、ご参加いただいた方々には、「強みと能力の違いについて知ることができました」「アサーティブについての理解が深められました」といった感想も頂きスタッフ一同ほっとしております。
10月28日(金) 第4回ピアワークサポーターズセミナー報告
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